唐揚げを食べ続けると痩せる?太る?その真相を栄養学と実体験で徹底検証!

お肉

誰もが一度は食べたことがあるであろう「唐揚げ」。サクサクの衣にジューシーな鶏肉、香ばしいにんにく醤油の香り…。正直、毎日でも食べたいくらい美味しいですよね。そんな「唐揚げ」、もし毎日食べ続けたら――果たして痩せるのか?それとも太るのか?

今回は、「唐揚げを毎日食べ続けたら体にどう影響するのか?」というテーマを、栄養学的観点とリアルな生活スタイルを踏まえて深掘りしていきます。結論から言えば、唐揚げの「食べ方次第」で痩せることも太ることも可能。ではその理由、じっくり見ていきましょう。

そもそも唐揚げってどんな食べ物?

唐揚げとは、主に鶏肉を醤油、酒、にんにく、生姜などの調味料に漬け込んでから片栗粉(または小麦粉)をまぶして油で揚げた料理です。日本の家庭料理の定番であり、弁当の主役、おつまみ、外食チェーンでも人気メニューです。

気になるのはそのカロリー。

  • 鶏もも肉の唐揚げ(1個・約50g):約100~120kcal
  • 1人前(5~6個・約250g)だと、なんと約500~600kcal!

さらにここに、ごはん(1杯約250kcal)やビール(350mlで150kcal)、マヨネーズ(大さじ1で約100kcal)が加わると、あっという間に1食で1000kcalオーバーになります。

「え、やっぱ太るじゃん…」と思ったあなた。ちょっと待ってください。まだ判断するのは早いです!

唐揚げが太る原因になる理由

1. 高カロリー・高脂質

揚げ物である唐揚げは、どうしても油を吸ってカロリーが高くなります。特に鶏もも肉を使った唐揚げは脂肪分も多く、1食分で30g近い脂質を含むことも。

2. 食べ合わせが偏りがち

唐揚げはごはんやパン、マヨネーズなどの高糖質・高脂質食品と一緒に食べることが多く、糖質と脂質のコンボは体脂肪を増やしやすい組み合わせ。

3. 揚げ油の質が問題になることも

特に市販の唐揚げでは、酸化した油やトランス脂肪酸が使われているケースも。これらは代謝を下げたり、慢性炎症を引き起こす原因にもなります。

でも!唐揚げは「痩せメシ」にもなりうる?

一方で、唐揚げにはダイエットに嬉しい側面もたくさんあります。痩せたいからといって、唐揚げを完全にシャットアウトするのはもったいない!

1. たんぱく質が豊富

唐揚げの主役は「鶏肉」。特に鶏むね肉を使えば、低脂肪・高たんぱくの代表格です。筋肉の維持や代謝アップ、満腹感の持続にもつながります。

2. 糖質は意外と少ない

衣に多少の糖質は含まれますが、唐揚げ単体では糖質量はそこまで多くないんです。衣を薄めにすればさらに抑えることができます。

3. GI値が低め

唐揚げは糖質の吸収が緩やかで、インスリンの急激な上昇を抑えることができます。血糖値スパイクを防げるという点では、パンやスイーツより遥かにダイエット向きです。

実際に「唐揚げダイエット」してみた人の声

ネット上やSNSには、「唐揚げを毎日食べながら痩せた!」という声もちらほら見かけます。その共通点は以下のような工夫がされていること。

  • 鶏むね肉使用、衣は極薄で揚げ焼き
  • 糖質制限との組み合わせ(ご飯なし、野菜中心)
  • オリーブオイルや米油など良質な油を使用
  • 1日1食程度に制限

実際に筆者も「自作・鶏むね唐揚げ」を夕食メインにして、2週間で2kgの減量に成功した経験があります。ポイントは「揚げ方と全体の食事バランス」ですね。

唐揚げを食べながら痩せるための工夫5選

1. 鶏むね肉 or 皮なしもも肉を選ぶ

鶏もも肉はジューシーでおいしいですが、脂質が高め。むね肉を使うことで、同じ量でもカロリーと脂質を大きくカットできます。

2. 衣は薄めに・揚げ焼き or ノンフライヤー

片栗粉を薄くまぶすだけにして、少量の油で焼き揚げにするか、ノンフライヤーを使うのがおすすめ。油の吸収率が大きく下がります。

3. 食べ合わせに注意する

唐揚げ+白米+マヨネーズ、ではなく、唐揚げ+キャベツ+豆腐 or 味噌汁など、低糖質・高たんぱくの組み合わせにすることで脂肪の蓄積を抑制。

4. 夜ではなく昼に食べる

夜遅くに脂質を多く摂ると脂肪になりやすいため、唐揚げはランチに楽しむのがベター。夕食は軽めに抑えるのがダイエットの鉄則。

5. 週の中で「唐揚げデー」を設ける

毎日でなくても、週2〜3回の唐揚げデーを設けて、他の日はあっさりした食事にすれば精神的にも満足度高く継続できます。

唐揚げは「食べ方次第」でダイエットの味方になる

結局のところ、「唐揚げ=太る」というのは半分正解で、半分は誤解です。

たしかに、コンビニや居酒屋の唐揚げを無制限に食べ続ければ太ります。でも、自炊で工夫した唐揚げは、実はダイエットにも役立つたんぱく源なんです。

そしてなにより、無理な我慢を続けるよりも、好きなものを取り入れながら痩せるほうがストレスも少なく、長期的な成功につながります。

今日の晩ご飯、唐揚げにしませんか?

ダイエット中に唐揚げを食べてもいいんです。食べ方にさえ気をつければ、唐揚げは罪ではなく、むしろご褒美にすらなります。

「揚げ物=NG」の時代はもう古い。

これからは「正しく食べる」時代。

今日の晩ご飯、ぜひ罪悪感ゼロの「痩せる唐揚げ」を試してみてくださいね!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
CLOSE